ワイン議論

なぜ日本でワインは文化にならないのだろうか?

「あなたにとって、ワインとはなんですか?」

「ワイン、好きですか?」

...

この記事は、

①ワインに興味をもち始めた方

②ワインが好きな方

③日本でワインの普及に取り組んでくださっている方

にぜひ読んで頂きたいです。

読み終わった後に、この稚拙極まりない個人の意見が、あなたがワインについて改めて考えるきっかけにほんの少しでもなれたなら、感無量です。

日本でワインが文化にならない理由

あなたは日本でワインが文化になっていると思いますか?

僕はそうは思っていません。

多分これは年齢や立場、その人の人生ならぬワイン生といった、様々な要因が関わってくると思うので、本当に人それぞれかと思います。

ただ、ワイン旧世界と呼ばれるようなフランス・イタリア・スペインのような国々から、新世界のアメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・南米・南アフリカといった国々と比較するとどうでしょう。

多くの人が、これらの国々よりは「日本はまだまだワイン後進国だなぁ」と思うのではないでしょうか。

生産国・生産地としての側面からいえばある種当たり前の話で、なんといっても歴史が違いますもんね。

生産地の拡大や生産者の増加が、現在日本では急速に進んでいます。

僕の所属する大学のワイン科学研究センターも、ワインの勉強をするために来られる方が毎年増加している状況でして、今年はどうやらキャパを超えてしまったため、お断りした方もいたそうです。

No

なのでこれから発展していくのでしょうね、楽しみです。

一方、消費者的な側面ではどうでしょう。

日本ワインの市場も拡大し、輸入ワインの量もどうやら増加しているそうで、着々と消費は増えているようです。

【ワインに関する統計です。興味ある方はこちら。】

でもどうでしょう。

我々の生活レベルで考えたときに、どれほどワインが浸透しているでしょうか。

ボジョレー・ヌーヴォー祭り

毎年恒例ですね。

日本人はボジョレー・ヌーヴォー大好きですよね。

シャンパン入りまーす!

夜のお店といえば!

champagne

豪遊するならドンペリですかね。

もしかして古い・・・?

...

僕がパッと思いつくのはそんなもんで、微妙な心持ちになります...

ちなみに一般的な大学生にとって、ワインのイメージは...

イッキ!イッキ!おえーワインまっず!

まだまだこんなことやってるおバカさんはいっぱいいます...笑

お金持ちの高貴なお趣味

まぁ実際に高いワインはコレクションとしての側面もありますもんね。

...

みたいな感じが多いですかね。

あえて雑な言い方をするならば「ろくなもんじゃない」「自分とは関係ないもの」といったイメージです。

もちろん僕はワインが好きな人、日本ワインを盛り上げようとしている人に囲まれているので、ワインの素晴らしさに触れることの方が多いのですが。

ワインに興味がない多くの人、知らない人にとってはその程度でしかないと思うのです。

少なくとも、「ワイン知らない興味ない」から、「ワイン大好きみんな飲も!」に、ここ1、2年で様変わりした23歳の若者はそう感じています。

では、これから日本でワインが文化になっていくにはどうすれば良いのでしょうか?

どうすればワインが文化になるの?

正直なところ、答えはないと思います。

ワインを広めたいと思う方が、それぞれできることを地道にやっていくことなんだと思います。

しかし、それではこの記事を書く意味がないので、僕が思うやるべきことを挙げてみようと思います。

①ワインに対するイメージ形成

ワインについて知識があまりない人に対してですね。

特に若い世代は居酒屋の飲み放題にあるような安いワインを、適当な飲み方で飲み(あるいは飲まされ)ます。

これでは、ワイン=くそマズイ・アルコール度数高い・二日酔い

ってなりますわな。

もしくは、ワインは高いもの、高級レストランで嗜むものといった、なんとなくプレミアムなイメージで敷居を高く設定してしまっている方も少なくないかもしれません。

別に興味がそれほどなくたっていいんです。

ただ、

・ワインは美味しいお酒

・コミュニケーションツール

・奥が深く面白いもの

・安くて美味しいワインもある

くらいのイメージをもってもらえたら良いですよね!

ワインを楽しむ

具体的にどうすれば良いかは分かりません...

いいアイデアお持ちの方がいたら教えて下さいませ!

②ワインを気軽に楽しめる場所づくり

最近日本ワインを取り扱う飲食店が増えている印象を受けます。

Facebookなんかを見ていると、凄くニッチな、レアな日本ワインを仕入れているお店がしばしば見受けられ、「近くならぜひ行きたいのに!」ってなりがちです。笑

別に、ソムリエが常駐しているようなホテルのレストランじゃなくたって、カジュアルにワインを、もっと言うなら日本ワインを楽しめる場所がいっぱいあったっていいですよね。

チェーンの居酒屋の飲み放題みたいなやつはちょっと別かなと思いますが。

誰か山梨にも日本全国のワインを楽しめるお店つくって下さい。笑

できればお値段も気軽に...

③ワインの勉強ならこれ!っていうコンテンツづくり

勉強というのは資格の勉強とかそういうことではありません。

何かちょっと気になったことがあったときって皆さんググりますよね。

そういうときに、「これさえ見ればほとんど載ってる!」ってコンテンツ欲しくないですか?

ワイン関連のWebメディアも最近素晴らしいものがいくつかありますが、もっともっと素晴らしくなれると思います。

日本ワインのメディアはまだまだかな。。。

最近だと、動画のコンテンツは驚くほど少ないですかねぇ。

④ここで買えば間違いないという通販サイト

日本ワインに関してです。

日本全国のワインを値段や品種、産地等で比較して購入できるサービスがあったら捗りますよねー

何より僕が欲しい!

...

こんな感じでしょうか。

次は、個人でできることを挙げてみます。

★1人1人が「ワインって何?」に答えられるようになる

まずは自分のイメージづくり。

人に伝えるためには自分が理解していないと難しいですよね。

でも、意外とワインのイメージって明確になってなくないですか?

なので、僕なりのワインのイメージを言語化してみました。

ちょっと愚痴りたいのですが、ワインがとっつきにくくなってるのって、ワイン愛好家が意識的か無意識なのか、初心者を遠ざけてることが大きな原因な気がしているのですがどうでしょう。

高尚な・高貴なものであるかのように見せてしまっている気がします。

だから、これから述べるイメージは僕の中の理解であるとともに、ワイン初心者の方々にこう理解して欲しいという希望も入ってます。

ワインって何?~ワインのイメージ~

ワイン消費者を4段階に分けてみました。

それぞれの段階で大体こんな風に捉えてもらえれば良いのではないかな、という提案です。

①ワインはただのお酒である。楽しむことが1番大事!

あえて言うならば、ワインは「どこまでいってもお酒でしかない」と思います。

つまり、嗜好品の1つです。

嗜好品なので、各々が好きなように楽しめば良いのです。

誰にあーだこーだ言われる必要はありません。

あなたにとっての楽しみ方でワインを楽しんでください!

②ワインは食事の中にあるもの。マリアージュを楽しむべし!

この段階では、ワインを食事の中の要素として捉えてみてください。

ワインは、食事をさらに美味しく楽しくするためのツールです。

それぞれの料理にはそれぞれ合うワインがあります。

マリアージュを楽しんで下さい!

③ワインは奥が深い。勉強するともっと楽しくなる!

この段階の方は、もしかするとワインというもの自体に興味が湧いてくるかもしれません。

ワインには、国や品種、生産者、醸造方法などいくつものバックボーンがあります。

目の前の1本に想像もつかない背景があるのかもしれないのです。

複雑で奥が深いお酒なのです!

知らなくてもシンプルに美味しいワインですが、知ることでもっと美味しく楽しめるようになりますよ!

④ワインは哲学。生産者に会いに行くべし!

この段階までくると、目の前のワインをつくった人に会ってみたくなるかもしれません。

ワイン造りにはワインメーカーの個性が表れます。

ワインは造り手の哲学を大いに反映したものなのです!

なので、ぜひ会いにいってみて下さい。

ワインメーカーって個性的で面白い方が多いですよ!

そんでもって好きなワインをコレクションして、愛好家の方々とワイン会なんて開催しちゃったり...

番外編:J.S.A.ソムリエ・エキスパートを目指そう!

日本ソムリエ協会認定の資格です。

【興味ある方はこちら

資格を持っていると、色々な方がワインのことについて質問してくれます。

上手くプレゼンできれば、ワイン好きの友達が増えますね。

★市場はピラミッド。日本のワインピラミッドは変なカタチ?

ほとんどのマーケットってピラミッド型になっているらしいんですね。

なので、ワインのマーケットを上記の4段階でピラミッドに当てはめてみました。

pyramid of wine market こんな感じ。

上にいくほど上級者ですが、割合は小さくなります。

では、日本の場合どうなんでしょう。

僕が思うに、日本のピラミッドは変なカタチをしています。

pyramid of Japanese wine market

ピラミッド自体が小さいのは当たり前なのですが、注目すべきは下の段階。

輸入果汁で大量生産しているワインや安い輸入ワインのおかげで、そこまでワインに興味のなかった人もワインを飲むようにはなったんだと思います。

しかし、これらの人たちの多くは今のところ日本ワインにそこまで興味がありません。

また、日常の食事の中に日本ワインを置くことはもっとありません。

日本で日本ワインの市場を大きくするためには、ピラミッドを大きくすること、つまり、初心者層と中間層の拡大が必須だと僕は確信しています。

そのために、ワイン、特に日本ワインが、初心者が参入しやすい市場であること、そしてカジュアルな(1000円台~2500円程度)日本ワインの普及が必要だと考えています。

まとめ

今回は日本でワインが文化になっていない理由について考察してみました。

データや自らの経験を基に書きましたが、正直客観性はかなり低いです。笑

しかし、この記事で書いたことがこのブログのモチベーションであり、僕が大学でワインを勉強しながら感じたことです。

1人でも多くの人に届いて、賛否どちらでも構わないので議論のタネにしてもらえたら嬉しいです。

ワインを、日本ワインを広めていくのは、既に愛好家である皆さんであり、これから好きになる皆さんです!

これからも日本ワインをよろしくお願いします!

書いていたらいろんな想いがこみ上げてきて、まとまりのない文章になってしまいました。

時間をかけて加筆・修正していこうかと思います。

おわりに

これからも美味しい日本ワインを紹介していきたいと思います!

引き続きよろしくお願いいたします!

POSTED COMMENT

  1. 通りすがりの名無しさん より:

    私の場合
    正月に酒が飲みたい!
    日本酒は好みではない、ビールはその時は好みでは無かった。
    ドイツワインを夕飯で飲んでいた。
    しかしお節にドイツワインは合わなかった(T_T)
    今は嫌いのマンガ「美味しんぼ」で山梨ワインの話がある これだ!
    雑誌dancyuでワインツーリズムやまなしを知る これだ! 参加! ワイン沼にはまった。
    結果 外国ワインはお米と酢の物に合わない
    お米にはドリアなど 酢の物にはマリネなどワインに合わせるなど料理法を考える
    色々なワインを飲む機会と本を知るとワインにはまった。

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