「ソーヴィ...清酒?」
参考価格:1980円前後(720 ml)
栓のタイプ:コルク栓
どうも、
ワイン兄さん(@wine23winey)です!
今回飲んだ日本ワインはこちら。
「朝日町ワイン」の「マイスターセレクションソーヴィニヨンブラン2018」というワインです!
朝日町ワインは山形県の西村山郡朝日町に所在するワイナリーで、創業は1944年と古いです。
農協と朝日町の共同出資でいわゆる“第3セクター方式”の運営となり、体制を改めてワイン造りに取り組み始めたのが1975年、現社名に変更したのが1990年ですね。
日本ワインコンクールでは毎年数々の受賞ワインを輩出しており、日本ワインファンの間ではご存知の方も多いのではないでしょうか。
「マイスターセレクションソーヴィニヨンブラン」は、朝日町産のソーヴィニヨン・ブラン種(以下、SB)を原料とした爽やか辛口白ワインです。
SBといえば、近年世界中で人気が上昇しており、生産量の増えている品種です。
例によって、日本でも最近SBを栽培するワイナリー、農家が増えています。
一方で、現在既に販売されている日本のSBワインは数少なく、その中で1000円台となるとさらに限られるのが現状です。
そんな中、1000円台のSBかつ山形のワインということで、どのようなワインなのでしょうか!
この記事は3~4分程度で全部読めるので、ぜひ参考になさって下さいませ~
それでは、Let’s go ~
Contents
ワインの評価
朝日町ワイン
見た目
香り
味わい
総合評価
おすすめ度
※評価は抜栓直後~1,2時間程度の間に飲んだ際のものです。個人の感想なのであしからず。
ワインの説明について
ラベルの裏面がこちら。
山形県朝日町産のソーヴィニヨン・ブラン種を使用し、スキンコンタクト(果皮を果汁に一定時間漬け込む)をすることで、ソーヴィニヨン・ブランの持つ特徴を引き出しました。
柑橘系の華やかな香りとフレッシュな酸味が特徴の爽やかな辛口の白ワインです。
樽を使用していないので、幅広い料理との「マリアージュ」をお楽しみいただけます。
香気成分の前駆体は果皮に多く含まれているので、スキンコンタクトによってより多く果汁に移すことを狙ったということですね~
見た目について
グラスに注ぐとこんな感じ。
ほんのりレモンイエローがかった透明色でクリアな色合い。清酒みたいです。
香りについて
- 瑞々しいリンゴの香り
- ほんのりレモンとハーブっぽい香り
こんな感じ。
軽く掘り下げてみます。
瑞々しいリンゴの香り
フレッシュなリンゴの甘い香りがまず感じられました。
フルーティーな清酒っぽい印象。
ほんのりレモンとハーブっぽい香り
SBの特徴的な香りはよく「レモン」「グレープフルーツ」「パッションフルーツ」「ハーブ」などの表現が用いられています。
このワインの場合、レモンのような香りがほんのりと感じられるものの、だいぶほんのりでした。
・・・・・・
総じて、いわゆる「SB感」はないかな、という印象を受けました。
SBと言われなかったら、甲州とか、なんなら吟醸・大吟醸などの清酒と思いそうな感じの、フルーティーな香りでありました。
味わいについて
- やや強めのアルコールを想わせる口当たり
- 控えめで馴染んだ酸
- アルコールのボリューム感と苦味の味わい後半
といったところ。
こちらも軽く掘り下げます。
やや強めのアルコールを想わせる口当たり
口に含んだ瞬間、舌と口壁にアルコールの苦味とピリピリ感を感じました。
ラベルには13%との表記があり、確かに若干アルコールが高いのかなとも思いつつ、清酒に準ずるような飲み口だと思いました。
残糖は感じられず、ドライな仕上がりでした。
控えめで馴染んだ酸
フレッシュな白ワイン、特にSBのワインとしては酸が控えめかな。
その点もまた、清酒っぽさを感じる1つの要因かも。
アルコールのボリューム感と苦味の味わい後半
味わいの後半にアルコールがパワフルに口内に広がり、飲み込むときに喉にも熱をもたらしました。
それと同時に、苦味が口内に感じられ、アフターにかけてスーッと消えていく感覚がありました。
アフターはキレがありスッとなくなる感じでした。
・・・・・・
香りだけでなく味わいも、いやむしろ味わいでより「清酒感」を感じました。
吟醸・大吟醸などよりも残糖がなく、アルコールが少々低く、酸が少しあって爽やかな飲み口かなという。
ワインという位置づけよりもいつもと違うサッパリした日本酒飲みたいな~みたいなときにフィットしそうかも!
フードペアリング
チキンソテー
鶏胸肉のソテーにマスタードを添えて頂いたのですが、安定感のある味わいでした。
・・・・・・
今回はやらなかったのですが、お刺身やお寿司、根菜の煮物なぞとよく合うのではないかなと思います!
まとめ
今回は「朝日町ワイン」の「マイスターセレクションソーヴィニヨンブラン2018」を紹介しました。
まず香り。
SBと言われればそうなのかな...という要素がなくはないものの、甲州っぽさや清酒っぽさを前面に感じました。
そして味わい。
こちらも「清酒に甲州を少し混ぜてみました」みたいな味わいに感じられ、ユニークなものになっていました。
もともとカジュアルに楽しむような白ワインであると思います。
それに加えて、清酒と白ワインの中間みたいな感じで、すごく日本的な味わいのお酒として日々の食卓にラインナップして飲んでみると良いかと思います。
清酒が合うお料理にはよく合いそうです!
おわりに
これからも美味しい日本ワインを紹介していきたいと思います!
引き続きよろしくお願いいたします!
byワイン兄さん
[…] ~マイスターセレクション ソーヴィニヨンブラン 2018~ 朝日町ワイン 「白ワインと清酒の中間的な」 […]