日本ワインレビュー

~2018高畠クラシック シャルドネ~ 高畠ワイナリー 「高次元でまとまった山形の良シャルドネ」

コストパフォーマンス高いなぁ!

参考価格:1800~2000円前後

高畠ワイナリー」の「高畠クラシック シャルドネ」というワインです!

Contents

ワインの説明について

ラベルの裏面がこちら。

2018高畠クラシック シャルドネ

ワインの情報はほとんど載っていないので、公式HPから引用すると、

高畠町4地区(亀岡、高畠、屋代、和田)のシャルドネ品種から、酵母や醸造方法を変えながら約11ロット(1タンク当たり=約8,000リッター)醸造します。

幾重ものパターンを丹念に調合することで全く新しい“高畠クラシック”が誕生しました。

複数の酵母と醸造法が生み織りなす柑橘系の華やかなフルーティな果実のフレーバーと、躍動感ある豊かな味わいに仕上がっています。

豊穣の地“たかはた”のシャルドネ品種をふんだんに使用し、複数のロットを重ねてこそ生み出されることができる“贅沢仕立て”なワインをお楽しみください

日本の白ワインとしては、やや高めのアルコールと言えそうです。

また、アッサンブラージュ(ブレンド)の作業は醸造家の腕が反映されるので、どのような仕上がりか楽しみです!

見た目について

グラスに注ぐとこんな感じ。

2018高畠クラシック シャルドネ

クリアで、緑がかった中程度の強度のライムイエロー。

香りについて

  1. 焼きトウモロコシのような香り
  2. キャラメル様の香り
  3. モモや洋梨ような甘い香り

こんな感じ。

軽く掘り下げてみます。

焼きトウモロコシのような香り

トウモロコシのような独特な甘い香りで、かつ焼いたものの香りに近いものを感じました。

キャラメル様の香り

少し焦がした砂糖の香りという印象でしょうか。

もしくはジャムを作っているときの、焦げがほんの少し出ているような香り。

酸化や熱劣化したワインの香りにこういった表現が用いられることもありますが、そういうニュアンスはなく、純粋にポジティブな香りとして感じられました。

モモや洋梨ような甘い香り

フレッシュなモモや洋梨のような香りで、凄くみずみずしいなと思いました。

・・・・・・

ベイクドチックな香りもあるものの、全体としてはフレッシュでフルーティー、みずみずしさを感じられる香りだなという感想。

翌日以降に飲んだ際にはレモンやグレープフルーツ様の柑橘香、マロラクティック発酵由来であろうバター様の香りも感じられました。

シャルドネ種のワインとしては比較的典型的なスタイルで、心地の良い香りを楽しめるかと思います。

味わいについて

  1. ドライな口当たりとふくよかなテクスチャー
  2. 適度でバランスの良い酸
  3. ボリューム感を感じるアルコールとほろ苦い印象

といったところ。

こちらも軽く掘り下げます。

ドライな口当たりとふくよかなテクスチャー

糖の甘さはほとんど感じずドライである一方、ややふくよかさ・ボリュームを感じるテクスチャー(質感)、といった第1印象でした。

アルコールの高さとグリセロールの量に起因するのでしょうか。

適度でバランスの良い酸

酸は、フレッシュさはあるもののそこまで強いものではなく、ずっと飲み続けても飲み疲れなさそうな酸の具合でした。

個人的にはだいぶ好みな酸の具合。

ボリューム感を感じるアルコールとほろ苦い印象

中盤から後半にかけてほろ苦いなぁというところ。

また、口内にやや強めなアルコール感が広がりました。

裏ラベルによるとアルコールが13.5%と少し高めなので、その辺の影響でしょうか。

素飲みの時点では若干気になるのですが、食事との相性は抜群に良さそうだなと感じました。

・・・・・・

全体的に、とても高いレベルでまとまっていて、シャルドネ種を使用したワインのオーソドックススタイルを高いレベルで体現しているように感じました。

食中酒としてかなり優秀な白ワインだと思います!

方向性として似ているな、と感じるのは

TOMOÉシャルドネクリスプ2018
~TOMOÉシャルドネクリスプ2018~ 広島三次ワイナリー 「デイリー使いで日々の食卓をレベルアップできる広島のシャルドネ」ほう。日本でもこの価格でこのクオリティ出せますか... 参考価格:1500~2000円前後(720 ml) 栓のタイ...

でしょうか。

フードペアリング

糖質と脂質を減らせる範囲内で減らすのが、僕の普段の食事。

今回も、そんなメニューを主に合わせてみました。

サーモンのカルパッチョ

2018高畠クラシック シャルドネ サーモンのカルパッチョ

合わなくもないけど、ワインのパワーが強くて若干サーモンが負けている感はありました。

生の魚料理よりかは、バターやオイル類をしっかり使った魚料理だとバッチリ合いそうです。

バタームニエルなんかは凄く良さそう!

クロカジキのソテーとポテトサラダ

2018高畠クラシック シャルドネ クロカジキのソテー

ソテーに関しては、合うのですがやはりワインが若干強いかな...

クロカジキだと脂があまりなくサッパリしているので、メカジキ・マカジキとかの方が良さげ。

カジキ系ならですけどね!

一方、ポテトサラダにはよく合いました!

ジャガイモのぽってり感とマヨネーズの脂のおかげか、ワインといい感じに口中で合わさりました。

・・・・・・

魚料理なら油分のあるものと、鶏や豚をメインに据えた肉料理などと合わせたら凄く楽しめそうです。

シチューやカルボナーラといったクリーミーでコクのあるお料理とも合わせてみたいですね!

まとめ

今回は高畠ワイナリー」の「2018高畠クラシック シャルドネを紹介しました。

まず香り。

シャルドネ種を使用したワインの中ではオーソドックスなスタイルを想わせ、程よくフルーティーな香りが楽しめました。

そして味わい。

こちらも高いレベルでのオーソドックススタイルだなという感想で、比較的幅広い食事と合わせられそうで、楽しめる味わいでした。

価格的にはリーズナブルなもので、デイリーで楽しめたらだいぶ食卓が豊かになるのでしょうが、バランスがよくクオリティが高いので、ちょっと贅沢したいときなんかに飲んで欲しいなとも思います。

また、ラベルのカッコよさも含め、ちょっとしたプレゼントにも最適だと思います!

というか、僕が今後プレゼントの選択肢に加えようと思いました。笑

飲んで損することはないと思うので、1度試して欲しいなと思う1本です!

おわりに

これからも美味しい日本ワインを紹介していきたいと思います!

引き続きよろしくお願いいたします!

byワイン兄さん

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