日本ワインで人生を豊かに。
どうも、ワイン兄さんです!
今回飲んだ日本ワインはこちら。
皆さんご存知、SUNTORYの「ジャパンプレミアム 甲州2014」です。
サントリーと言えばお酒だけでなく、飲料全般を扱う業界最大手の会社ですが、ワインにもかなり力を入れています。
【サントリーのホームページはこちら。↓】
サントリーでは取り扱うワインを「日本ワイン・国産カジュアルワイン・輸入ワイン」の3つにジャンル分けしており、“ジャパンプレミアム”シリーズは日本ワインに含まれます。
ホームページによると、ジャパンプレミアムシリーズのコンセプトは
『日本ワインでしか表現できない『産地』×『品種』の可能性への挑戦。』
ということらしく、「甲州」においては山梨県産甲州ブドウ100%でワインを醸造してます。
今回飲んだのは、スーパーで値引きされていた2014ヴィンテージですが、最新ヴィンテージは2017です。
ちなみに、2014の僕が飲んだボトルは栓がコルクだったんですが、店頭に並んでいる2016や2017ヴィンテージはスクリューキャップでした。
このワインは、「日本ワインって何飲んだらいいか分かんない!」って方や「『甲州』で確実な1本を飲みたい!」って方にオススメです。
それでは見ていきましょう。
Contents
ワインの評価
見た目
香り
味わい
総合評価
おすすめ度
ラベルの裏面の記載について
ラベルの裏面がこちら。
ぶどう産地・品種:山梨県産甲州100%
穏やかな酸味、ほどよい渋味のあるすっきりとした味わい
和柑橘を感じる上品な香りと、旨みを感じるしっとりした味わいが特長の白ワインです。
やや冷やしてお召し上がりください。
THE 山梨ワインですね。
すだちやかぼすといった和柑橘を感じるそうです。
見た目について
グラスに注ぐとこんな感じ。
グリーン系のニュアンスもありつつ、主にライムイエローといった色合い。
「甲州」で、熟成を経てないフレッシュなワインであろうに、比較的しっかり色が付いているな~という感じ。
少しヴィンテージが古いので、多少熟成されたんですかねぇ。
香りについて
・穏やかなハーブ香
・柔らかな石や火薬様の香り
・品のある優しい柑橘の香り
・優しいスパイス的なニュアンス
といった印象でした。
それぞれ解説していきますね。
穏やかなハーブ香
「甲州」って品種特有の香りみたいなのってそんなにはなくて、香りも穏やかではあるんだけど、ほんとに多彩な香りもってるんだなーと感心しました。
ハーブって香り強いイメージあるけど、それがほのかに感じられるかな、みたいなところです。
もしかしたら特に感じない人もいるかも...
柔らかな石や火薬様の香り
「甲州」でしばしば見受けられる香りです。
火打石の香りなんて言います。
この香りが多少ある分にはポジティブな要素となります。
そんで、このワインはその香りが柔らかく少しあるかな、といった感じでした。
品のある優しい柑橘の香り
スワリング(グラスを回して空気に触れさせる)するまではあまり柑橘香を感じなかったのですが、スワリングすると一気に柑橘香が出てきました。
結構ボリューム感もありつつ、上品な香りだと思います。
優しいスパイス的なニュアンス
スパイスと言ってもカレーとかみたいな強いスパイスではなく、白コショウや山椒のような優しさのあるスパイシーさでした。
「甲州」のスパイシーさってほんとに和食にマッチするんですよね~
味わいについて
・かなりドライな味わい
・優しいけど、主張もある酸味
・ほのかな渋味
・スッキリと軽い、穏やかな余韻
・鼻に抜ける、日本酒的な風味
みたいな感じでした。
それぞれ解説しますね。
かなりドライな味わい
甘味はほとんどなく、しっかりと辛口だな~という感じでした。
素飲みしても悪くないのですが、やっぱりこのドライさは食卓で本領を発揮するかと思います。
お料理とぜひ合わせて欲しい!
優しいけど、主張もある酸味
酸味はフレッシュで立っているのですが、とげとげしい感じではなく、優しさのある酸味でした。
ラベルには飲み頃温度として、8~10℃と書いてあり、結構冷やして飲むことを勧めています。
このくらいの温度だと、酸味が立っている場合、少し飲み疲れるかもしれません。
こちらのワインは飲み疲れる気はしなかったので、ずっと飲んでられそうでしたね~
ほのかな渋味
「甲州」って渋味はほとんどない品種ですが、このワインは気持ちいい程度に渋味があって、飲んでて心地良かったです。
この渋味もまた食卓で力を発揮するんですよね~
スッキリと軽い、穏やかな余韻
「甲州」の特徴として、余韻がほとんどなく、スッと消えていくワインが多いですよね。
それはそれでフレッシュにさっぱり飲むことができるので、「甲州」においては良いことでもあると僕は思っていますが、そんな中、このワインは比較的心地良い余韻をすこーし感じました。
とても穏やかなものなので、ポジティブに感じられるかと思います。
鼻に抜ける、日本酒的な風味
これは少々珍しかったです。
日本酒の吟醸香っぽい、ってわけではないんだけど、日本酒独特の風味が鼻に抜けていくのを感じました。
ただ、ちょっと酔っ払ってたので細かくは覚えてないんですよね、すみませぬ...笑
マリアージュについて
ワインに合いそうな食事、というかは僕が普段食べている食事に合わせてみたという感じ。
筋トレ・ボディメイクが趣味なので、どちらかというとシンプルでヘルシーなメニューが多いです。
順番に見ていきましょう。
①枝豆
日本の夏と言えば「ビール&枝豆」的なとこありますよね。
新しいカタチ、「『甲州』&枝豆」の提案です!
これが割と合うんですよ~
このワイン、果実味みたいなのってそんなには強くないかな、って印象だったんですが、枝豆と合わせると、味わいの中間に果実味が膨らむような感覚がうまれました。
また、味わいの後半にかけて「枝豆らしさ」がより強く感じられました。
苦味というか甘みというか、枝豆独自の風味ありません?あれです!
個人的にはかなり好きでしたね~
日本の夏の新スタイル、「冷えた『甲州』&枝豆」、オシャレですね!
②豚肩肉のソテー
味付けはシンプルに塩・コショウのみ。
味わいの中間から後半にかけて、ワインの風味がフワッと膨らむイメージでした。
めちゃくちゃ合うかって言われたらそういうわけではないけど、お肉の旨味も余韻に感じやすくなるし、悪くないんじゃないかな、って感じです。
③豚肉の生姜焼き
これ、赤ワインの方が合うんじゃないかと思っていたんですが、「甲州」全然負けてなくて、むしろ相性良いな、と感じました!
ワインの味わいが比較的しっかりしているからか、生姜焼きの濃いタレに負けず、お肉の旨味を強調してくれていました。
ワインを口に入れるタイミングですが、お肉をほとんど噛み終えて飲みこみ始めてからをオススメします。
④お刺身
僕の大好きなブリとマグロを合わせてみました。
ブリに関しては、合うってわけではなかったんですが、ブリの味わいの強さだったり脂の濃さっていうのをさっぱりさせてくれるな、って思いました。
日本酒だとワインより残糖があるからか、口の中に甘みやベタっと感が残ってしまい、個人的にはお刺身&日本酒は苦手なのですが、「甲州」はそこら辺の部分でサッパリ・スッキリさせてくれるな~ってところです!
マグロについては、少し脂のある中トロよりのキハダマグロだったのですが、その脂の旨味をより感じることができるなと感じました。
ただ、その後舌がザラつくような感覚が強くなったのは少し気になりましたが...
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「サントリー ジャパンプレミアム 甲州2014」を紹介しました。
ひと言で表現するならば、「甲州の辛口王道スタンダード」といったところでしょうか。
サントリーだけあって、原料の質から醸造まで、高いレベルで作られてるんだろうなぁという感想を持ちました。
また、サントリーのワインの中では、ジャパンプレミアムシリーズはコストパフォーマンスモデル的なラインであり、手を出しやすいのもgoodですよね。
辛口の白ワインの味わいにある程度慣れ、抵抗がない人なんかにはまず試してもらいたい1本です!
しっかり冷やして、夏の食卓に並べてみて下さい。
【購入はこちら。↓】
おわりに
これからも美味しい「甲州」ワインを紹介していきたいと思います!
引き続きよろしくお願いいたします!
byワイン兄さん