日本ワインレビュー

~ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー 2017~ 株式会社アルプス 「置いて化ける。カジュアルかつ高品質な長野MR」

ピーマンから果実に!メルローだ~

参考価格:2100円前後(720 ml)

栓のタイプ:コルク栓

どうも、

ワイン兄さん(@wine23winey)です!

今回飲んだ日本ワインはこちら。

ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー 2017

アルプスミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー 2017というワインです!

アルプスさんは長野県の塩尻市に所在するワイナリーで、ワインの醸造免許取得は1927年と結構古いですが、設備の増強や食品工場の要素を持ち始めたのはここ2-30年くらいです。

そして、それらの変革に伴い近年評価を上げているワイナリーでもあります。

従業員数が100人と日本のワイナリーとしては規模の大きい部類に入ると思いますし、品質も高めてきているので、今後も要注目のワイナリーさんです。

「ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー」は長野県産ブドウ100%で造られており、フラッグシップシリーズの中のカジュアルモデルという立ち位置かと思います。

塩尻という地はメルロー種の栽培に熱心に取り組んでおり、こちらもそのメルローを使用しています。

カジュアルだけども本格派なメルローはどのようなワインになっているのでしょうか!

この記事は3~4分程度で全部読めるので、ぜひ参考になさって下さいませ~

それでは、Let’s go ~

ワインの評価

 

ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー 2017

アルプス ※開栓直後

 

見た目   

香り    

味わい   

総合評価  

おすすめ度 

※1日後

見た目   

香り    

味わい   

総合評価  

おすすめ度 

個人の感想なのであしからず。

ワインの説明について

ラベルの裏面がこちら。

ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー 2017

Musée du Vin(ミュゼ・ドゥ・ヴァン)塩尻メルローはメルロー本来の華やかな果実味と気品あるブーケが特徴の上品な赤ワインです。

また、公式HPによると

信州塩尻産メルローを使用、フレンチオーク樽で熟成させました。

メルロー本来の華やかな果実味と熟成から生まれる気品あるブーケが特徴の上品な赤ワインです。

見た目について

グラスに注ぐとこんな感じ。

ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー 2017

やや黒紫のニュアンスが強いガーネット、といったところ。清澄も問題なし。

香りについて

  1. 青ピーマン様の香り(※)
  2. 食パンや木の香り
  3. 大人しめにインキーな香り
  4. MLF由来であろう乳々しい香り

こんな感じ。

軽く掘り下げてみます。

青ピーマン様の香り(※)

出ました、という感想。笑

メルロー種やカベルネ・ソーヴィニヨン種、カベルネ・フラン種などの品種のワインでしばしばお目にかかる香りです。

原因物質は「メトキシピラジン」という香気成分で、上記の品種を栽培するときに上手く管理しないと、ブドウ・ワイン中に多く含まれることになります。

基本的にはあまり好まれない香りで、醸造学上は「欠陥臭」に分類されるのですが、ときには品種の特徴香として受け入れられる場合もあります。

ちなみに、日本の上記品種を使用したワインは比較的高確率でピーマンです。。。

ワインを楽しむ上では「好きか否か」で判断すれば良いと思います。

(※)翌日に飲んでみるとピーマン感は弱まっており、代わりにメルローらしい果実香が感じられるようになりました。

食パンや木の香り

フレンチオーク樽で熟成させているので、樽によって付与された香りだと思います。

トーストしていない食パン、また、木といった落ち着く香りが感じられました。

大人しめにインキーな香り

個人的には、特に日本のメルローワインでよく出会うこの香り。

程よく存在する分には僕は好きで、このワインも多少あるかな程度だったので好意的に捉えました。

MLF由来であろう乳々しい香り

マロラクティック発酵ガッツリだな、というバターやヨーグルトのような香りがしっかりめに感じられました。

・・・・・・

日本のメルローワインは大概メトキシピラジンを多く含む」ことは、日本ワインをよく飲んでいる方達の間ではよく知られていることでしょう。

少なくとも僕が話したことのある方々はほとんどそういう認識をお持ちでした。

栽培管理における対策方法は確立されているので、あとはどれだけできるか、これからの向上に期待したいと思います。

また、メルローはラズベリーをはじめとした赤系果実からカシスのような黒系果実まで様々な果実香を呈することが多いのですが、このワインからはほとんど感じませんでした。

1日置くとラズベリーやカシスのような果実香が感じられるようになり、メトキシピラジンの青臭い香りもだいぶ弱まりました。(知覚の話)

もし開栓直後「う~ん」という印象を受けたら、翌日以降まで置いてみてはいかがでしょうか。

(酸化し過ぎると劣化するので置き過ぎには注意!2~3日以内の消費を推奨します。)

味わいについて

  1. シルキー、滑らかな口当たり
  2. ややシッカリめな酸
  3. ほんのちょっと元気な渋みとスッキリな余韻

といったところ。

こちらも軽く掘り下げます。

シルキー、滑らかな口当たり

とても滑らかな口当たりで、メルローらしさといえばそんな感じでしょうか。

だけども残糖を感じないドライな仕上がりで、食事とは合わせやすそう。

ややシッカリめな酸

樽熟成させた赤ワインとしては比較的酸を感じられる方なのかなと思いました。

ヴィンテージによって(いつ造られたか&熟成が何年されているのか)差がありそうですがね。

味わいの構成がややシッカリめな料理に合わせたらいい感じかも。

ほんのちょっと元気な渋みとスッキリな余韻

メルロー自体はそこまで渋みが強い品種ではないのですが、樽熟成を行うことで渋みをしっかりめに付与したことが想像されます。

口中香も樽の風味を強めに感じました。

一方、飲み込んだあとの余韻は軽く、どちらかというとフレッシュな白ワインのようなスッキリさだなと思いました。

・・・・・・

メルローの良さは「しなやかさ、滑らかさ、エレガントさ」あたりで、そこに果実味とのバランスが関わってくるかなと僕は思っています。

その意味ではやや物足りない印象を受けました。(※置くとある程度改善された)

フードペアリング

糖質と脂質を減らせる範囲内で減らすのが、僕の普段の食事。

今回も、そんなメニューを主に合わせてみました。

豚キムチ

豚キムチ

キムチの強さに負けちゃうかと思いましたが、意外と合いました。

樽と乳々した香りに受け止めてもらっている感、とでも言いましょうか。

マグマ

マグマ

マグマについてはこちらから。↓

簡単に言うと「トマトリゾット」的な料理なのですが、これがめちゃくちゃ合う!

トマトの酸味とワインの酸味が同じ方向を向いていていい感じでした。

というかマグマ有能だわ。。。

・・・・・・

樽の風味や乳々しい風味がしっかりめにありつつ酸と軽さもあるので、少し脂のある料理でもガッチリ受け止めてくれそうです。

豚バラや豚肩ロースのトマト煮込みとかやりたいですね~

まとめ

今回はアルプス」の「ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー 2017を紹介しました。

まず香り。

開栓直後はメルローの良さはそこまで出ておらず、ピーマン主体の香りでしたが、1日置くと果実の華やかな香りが前面に出てきてメルローらしさを感じることができました。

そして味わい。

こちらも開栓直後はメルローらしさがそこまで感じられず物足りない印象でしたが、1日後はまとまりが出ていて滑らかさを楽しめました。

赤ワインでは特にこういうことが起きるものですが、「開栓してしばらく置くと化ける」を感じるワインでした。

この「しばらく」は数時間から数日までワインによりけりなのですが、目の前のボトルをできる限り楽しむために、少しずつ様々なタイミングで試してみて欲しいですね。

今回は1日置くだけで良さを味わうことができました。

アルプスさんはこれよりハイグレードなメルローワインも造っており、僕は飲んだことないのですが、より高いクオリティを楽しめるかも!

このワインは良いワインですが、デイリーでカジュアルに楽しめると思います。

トマトを使った煮込み料理やパスタなんかを頂くときに合わせてみてはいかがでしょうか。

おわりに

これからも美味しい日本ワインを紹介していきたいと思います!

引き続きよろしくお願いいたします!

byワイン兄さん

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