どうも、ワイン兄さんです!
4/6(日)、ワインツーリズムやまなしに行ってきました。ボランティアスタッフとして!
山梨県内の大学の学生は、教員経由でボランティア参加のお誘い?お願い?が回ってきたりします。
要件を満たし、申請すれば単位として認められるため、単位目的で参加する学生もチラホラ。
しかし、ワイン好きな学生や地域活性化に興味のある学生はかなり少数なのか、ボランティアへの参加人数はそこまで多くなく、積極的に「ツーリズムを盛り上げたい!」という学生もチラホラはいるかな、といった感じ。
僕はといえば、ワインの研究をしつつ、日本ワインを盛り上げようなんてこんなブログ書いてるくらいなので、そりゃもうノリノリで参加です!
Contents
ワインツーリズムとは
ワインツーリズムやまなしって何?って感じですが、
☑年に3回行われている(2019年時点)
- 4月→笛吹地区のワイナリー
- 5月→勝沼地区のワイナリー
- 11月→2日間かけて大規模に開催される。県内ワイナリーを幅広く巡ることが可能。(2019年は3日間開催)
- 完全事前申込制(4,5月→3000円前後程度。11月→6000円前後程度。)で、試飲はワイナリーによって完全無料、一部有料、完全有料等さまざま。循環バスは乗り放題
- ツーリズム限定ワインがあったり、地域の行政やお店が総出であったりと、ある種のお祭り
- 参加者は、事前に郵送されるプログラムを熟読し、巡るワイナリーやルート選びを各々が決める
といった感じです。
それぞれの日程で特徴があり、
- 4月→「春」を楽しめる。桃や桜、菜の花等、季節の自然を眺めながら散策!
- 5月→「初夏」を楽しめる。暖かな陽気と新緑に包まれながら飲み歩き!
- 11月→ヌーボー(新酒)解禁‼「甲州」「マスカットベーリーA」を中心に、各ワイナリー渾身のヌーボーが振る舞われる。もちろん、ツーリズム限定ワインも楽しめるよ!
おおよそこんな感じです。
ワインツーリズムやまなし2019・春 桃の里笛吹市
今回僕が参加したツーリズムは、笛吹地区のワイナリー10ヶ所が参加しており、比較的小規模なツーリズムでした。
参加ワイナリーはこちら。
笛吹地区のワイナリーの特徴は、家族経営・地元密着型のワイナリーが多いといった印象でした。
それぞれのワイナリーが工夫をし、あるワイナリーでは無料試飲にとどまらず、漬物やお菓子といった軽食を無料で提供したり、お茶やコーヒーをサービスしたり。
ツーリズムでは、バスのタイムスケジュールとワイナリーでの滞在時間を予め考慮し、できる限り多くのワイナリーを回ろうとする方も多くいます。(1回で全部のワイナリーを回るのはまず不可能だと思います!笑)
そんな中、1つのワイナリーにかなりの時間滞在し、ゆっくりと楽しむ方も散見され、
「ワインツーリズムで現地を訪れて美味しいワインを探すだけでなく、その場でのふれあいや空気感を楽しみに来られる方も多くいるんだな」
と、ワインツーリズムの楽しみ方の多様性を改めて感じました。
訪問したワイナリー
ボランティアのお仕事の合間に僕が訪れたワイナリーを紹介します。
本坊酒造 マルス山梨ワイナリー
まずは、「本坊酒造 マルス山梨ワイナリー」さんです!
石和温泉駅から徒歩10分程度。
山梨県内でみてもそこそこ大手で、笛吹地区ではかなり大きいワイナリーといえるでしょう。
マルス山梨ワイナリーさんは試飲が全て有料であり、初心者さんにはハードルが少し高いかもしれないです...
ただ、ワインのクオリティは高く、1杯100円から楽しめるので、ぜひ1度訪れて欲しいワイナリーです!
マルス山梨ワイナリーさんの他に、2017年に新設された「マルス穂坂ワイナリー」(山梨県韮崎市)さんも注目です。
普段購入できるワインはどちらも大体一緒だと思いますが、訪れてより楽しめるのは穂坂の方かなぁ。
美味しいワインばかりなので、1度飲んでみて下さい~
北野呂醸造
次に訪れたのは「北野呂醸造」さん。
正真正銘の家族経営です。
昔ながらの醸造設備で、代々行ってきた醸造方法で、ワイン醸造を行っています。
北野呂さんは世代交代の狭間の時期で、代がわりすると、これから数年後さらに向上するかもしれません。
ツーリズム当日は軽食のサービスが充実しており、テーブルでゆっくり楽しむ方もおられました。
1度訪れてみて、楽しんでみてはいかがでしょうか。
新巻葡萄酒
北野呂醸造さんの後は、近くの「新巻葡萄酒」さん。
ご主人がとても柔らかく、丁寧で親切な方でした。
こちらも家族経営の小規模ワイナリーという感じで、ワインも全て無料試飲。
ボトルもリーズナブルな価格でした。
ラインナップとしては、白がデラウェアと甲州、赤がマスカット・ベーリーA。
何点か試飲させて頂いたのですが、どれも美味しく、日常的に飲むのにちょうどいいように感じました。
ネット通販では出品されておらず、山梨県内においてもそこまで流通していない、希少なワインと言えるでしょう。
ワインツーリズムをきっかけに1度訪れてみてはいかがでしょうか。
アルプスワイン
お次は「アルプスワイン」さん。
こちらも家族経営なのですが、笛吹地区では大きい方に入るのかな。
半分程度が無料試飲であり、プレミアムなワインについては一部有料といった感じ。
無料試飲のワインは、初心者さんでも飲みやすいワインが多く、中級者さん以上は有料アイテムに手を出したくなるラインナップ。
僕も、無料アイテムに加え、有料のアイテムの中からシラーを頂きましたが、シラーらしさを出しつつ、飲みごたえのあるワインでした。
ショップ(サロン)の建物が綺麗で、地下には実際にワインの入った樽が並んでおり、訪問したら面白いワイナリーの1つかな、と思います!
日川中央葡萄酒
アルプスワインの次に訪れたのは「日川中央葡萄酒」さん。
ここもまた、家族経営の小規模ワイナリーという感じ。
すみません!
バスの時間が迫っており、2,3分しか滞在できなかったため、コメントは控えておきます。
1つだけ。
軽食やお茶・コーヒーのサービスがあり、テーブルに座ってゆっくり楽しむお客さんが多く、また、全て無料試飲(多分!)なのにアイテムが多かったです。
笛吹地区のツーリズムに参加するならば、1度訪れてみて下さい!
八代醸造
最後に訪れたのは「八代醸造」さん。
ワイン業界で唯一「山梨県特産の里づくり推進事業」に指定されたワイナリーだそうです。
僕は知らなかったのですが、八代醸造さんは毎年人気のワイナリーだそうで、やはり軽食が充実しています。
中でも漬物はなかなかの一品で、ワインとの相性もかなり良いです!
嬉しいのは、無料試飲のアイテムが美味しいこと。
今回回ったワイナリーの中で、無料試飲のワインのクオリティが1番高かったです。
さらに、有料試飲のアイテムにかなり珍しいワインがありました。
個人的なおすすめは「アルモノワール」。
他のワイナリーではあまり造っていないので、珍しい1本です。
他とは一味違う楽しみ方ができるため、必ず1度訪れて欲しいワイナリーです!
まとめ
最近では、通販で全国のワインを購入し楽しむことができます。
しかし、実際に現地に赴き、作り手の方々やツーリズムに参加している方々と話し、ふれあうことでより日本ワインを身近に感じ、楽しめるのではないでしょうか。
さらに、地域が一体となってツーリズムを盛り上げようとしています。
観光がてら現地に行けば、ワイン以外の楽しみもいっぱいあるんですよ!
山梨のグルメを堪能したり、温泉入ったり...
ワインの楽しみ方の1つとして、「ワインツーリズムへの参加」を僕から提案したいと思います!
(この記事を書きながら、1度訪れることをおすすめし過ぎな気もしましたが、それだけ行ってみて欲しいワイナリーが多いということ...笑)
おわりに
このブログでは、山梨を中心に日本ワインに関することを発信していきます。
今後ともワイン兄さんのwineyブログをよろしくお願いします!
byワイン兄さん