「甲州のカジュアルプロモデルや...」
(※商品リンクなし)
参考価格:2000円前後
どうも、ワイン兄さんです!
今回飲んだ日本ワインはこちら。
「中央葡萄酒」の「グレイス グリド甲州2018」です。
以前、2017ヴィンテージのものを紹介しているのでそちらもどうぞ。
中央葡萄酒は、山梨県甲州市勝沼を代表するワイナリーであり、決して大きいワイナリーではないものの、国際的なコンクールで何度も受賞するワインを造っています。
また、輸出を積極的に行い、海外市場で甲州の地位向上を目指す素晴らしいワイナリーです。
グリド甲州は、日本ワインコンクールの甲州部門で、2年連続金賞&コストパフォーマンス賞を受賞しています。
それだけでなく、「Decanter Asia Wine Awards」というアジアで最も有名で信頼性があるとされているコンクールで複数回入賞を果たしている、世界的にも評価の高いワインです!
あらかじめ言っておきますが、同じ価格帯の甲州ワインの中でもTOPクラスに美味しいです!
生産本数が比較的多いため、手にいれやすいかと思います。
なので、必ず1回は飲んでおいて欲しい1本です!
それでは、Let’s go ~
Contents
ワインの評価
中央葡萄酒
見た目
香り
味わい
総合評価
おすすめ度
※評価は抜栓直後~1,2時間程度の間に飲んだ際のものです。個人の感想なのであしからず。
ワインの説明について
ラベルの裏面がこちら。
4代目社主がアルザスでピノグリの可能性に魅せられ、1999年に生まれたワインです。
❝白ワイン「甲州」を日用へ❞という思いが原点となり、グリドの名称は甲州の果皮の色を表すGRIS(仏語:ピンクがかった薄灰色)と、DE(・・・の)から名付けられました。
山梨県産の甲州を使用したワインは、品種の個性が存分に表現され、柑橘の果実の香りにスパイス香が調和し、溌溂とした酸味に、仄かな甘みと旨味が感じられます。
ピノグリというのは、甲州と同じようにピンクっぽい色の果皮をもつ白ワイン用のブドウ品種で、しっかりとした味わいのワインが作られます。
フランスのアルザスや、ドイツ、イタリア、その他オーストラリアやニュージーランド、アメリカ等でも栽培されていて、比較的冷涼な気候を好む品種です。
見た目について
グラスに注ぐとこんな感じ。
ほのかにイエローがかっており、また、グリーンのニュアンスが他の甲州ワインより少し強いかな、という印象です。
綺麗な色です。
(よく冷やしたので結露してしまいました...ボケちゃったみたいになってすみません^^;)
香りについて
- グレープフルーツや洋梨のような香り
- ほのかなイースト香
- スパイスのようなピリッとした香り
- 華やかでフルーティー、豊かな香り
といった印象でした。
それぞれ詳しく。
グレープフルーツや洋梨のような香り
甲州は比較的香りが控えめな品種ですが、「3MH」というグレープフルーツ様の香りを呈する香り成分の前駆体をもっており、発酵中に酵母によって香り成分として切り離されます。
こちらのワインもその通りで、グレープフルーツ様の香りがしっかり表現されていたのですが、それに加えて、洋梨のような少し深みのある甘い香りも感じられました。
ほのかなイースト香
イースト香というのは、食パンをトーストしたときの甘いような香ばしいような香りのこと。
程よくイースト香がする甲州は、個人的には凄く好きです。
このワインも程よくイースト香が漂って、とても心地良かったです。
スパイスのようなピリッとした香り
ブラックペッパーなどの香りが強いスパイスというよりは、ホワイトペッパーなどのピリッとしたスパイスの香りを感じました。
ただ、普段そんなにスパイスを駆使して料理をしないので、具体的なスパイスの名称があんま浮かばなかったです。笑
華やかでフルーティー、豊かな香り
白い花の優しい甘さのある香り的な要素もありつつ、フルーティーでフレッシュ、そこにスパイスっぽいピリッとした香り、これらが合わさって香りに豊かさをもたらしている、という感想でした。
僕が今まで出会った甲州の中でもトップクラスに香りが豊かでした!
味わいについて
- かなりドライで、サラッとしつつハッキリとした口当たり
- 柑橘を思わせるハツラツとして充実した酸
- 軽やかだけど酸が印象的な余韻
みたいな感じでした。
美味しいです!
かなりドライで、サラッとしつつハッキリとした口当たり
残糖がほとんどない、つまりドライ(辛口)だな、という印象。
口当たりは結構サラサラっと感じられ、しかしながら酸をハッキリ感じることができました。
柑橘を思わせるハツラツとして充実した酸
レモンやグレープフルーツ様のフレッシュでジューシーな酸味を感じました。
爽やかな酸味なので、暑い日に冷やして飲みたいところです!
あとはお風呂あがりとかよさそうですね~
軽やかだけど酸が印象的な余韻
余韻は軽くスーッと消えるんだけど、酸が舌にワインを印象づける感じでした。
揚げ物や若干甘さのある食事と合わせることで、サッパリと食べられそう。
フードペアリング
特別な食事は1つもなく、筋トレ・ボディメイクに勤しむ1人暮らしズボラ男子学生の、普段食べている自炊メニューです。
①ゆず白菜(漬物)
普通にスーパーに売ってる安いやつです。合います。
ちょこちょこゆず自体も入ってるんですが、ゆずの酸味と苦味がワインの風味の方向性とマッチして、補う部分を補っているので良い感じ。
暑い季節だと、冷たい漬物と冷たいこのワインでずっと楽しめそうです!
②お刺身
ビンチョウマグロと合わせてみました。
魚の脂には独特の風味があり、ときにはそれが強くなってしまいがち。
ビンチョウマグロの脂はそこまで、だったかなぁ...
淡白な白身魚、例えばマダイとかヒラメだったら合うように思います。
③鶏むね肉
鶏むね肉を、S&BのSeasoning Magic! シリーズから、「鶏の香草焼き/レモンペッパーチキン」の2種類でそれぞれ味付けして合わせました。
まず、香草焼き。
お肉を咀嚼しているときにワインの香りをかぐと、リンゴの甘い香りを強く感じました。
ハーブってそれなりに風味が強いので、甲州だと繊細過ぎて負けちゃうかなーなんて思っていたのですが、ワインの香りも味わいもしっかりしているので負けなかったです。
味わいの後半では、お肉の旨味をワインのほのかな苦味が下から押し上げるようなイメージを感じ、けっこう満足感がありました。
次に、レモンペッパー。
ワインの酸味とレモンという方向性が似ているためか、かなり好感触でした!
また、レモンを皮ごと食べているかのようなほろ苦さを感じ、爽やかな余韻でしたね~
④チーズ
無垢シリーズのチェダーチーズと。
チーズのほんのりな甘味・塩味に加え、乳脂肪を感じた後にワインを口内に入れると、酸味がさっぱりと感じられ、味わいの補い合いにより充実感が得られました。
合います!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「中央葡萄酒」の「グレイス グリド甲州2018」を紹介しました。
甲州ワインと言えば中央葡萄酒。
甲州を世界にもっていった切り込み隊長的なワイナリーで、日本人ならひとまず飲んでおいて損はないかと思います。
(※商品リンクなし)
また、中央葡萄酒の三澤親子は書籍を出版しており、これまた非常に興味深い内容となっています。
中央葡萄酒と甲州がどのような歩みを経ていまに至るかが書かれており、それらを知ることで、より甲州を楽しめるのではないでしょうか。
おわりに
これからも美味しい甲州ワインを紹介していきたいと思います!
引き続きよろしくお願いいたします!
byワイン兄さん
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