「ソーヴィニヨン・ブランむんむんだ~」
参考価格:1800~1900円前後(720 ml)
栓のタイプ:コルク栓
どうも、
ワイン兄さん(@wine23winey)です!
今回飲んだ日本ワインはこちら。
「あづみアップル スイス村ワイナリー」の「ソーヴィニヨン・ブラン deuxième 2018」というワインです!
「あづみアップル スイス村ワイナリー」さんは長野県の安曇野市にあるワイナリーで、平成9年からワインの醸造を開始したそうです。
その変わった名前から想像できるように、もともとは地元農家のりんごを加工する農産物処理加工施設として設立。
平成1年にあづみ農業協同組合が株主となってもとの施設・業務を引き継ぎ、「株式会社あづみアップル」が設立されました。
最初はりんごジュースをつくっていたそうですが、のちに果実酒の醸造免許を取得して今に至るようです。
ワインはというと、価格は比較的手頃ながら国際的なワイン用品種を複数栽培しており、急激にレベルアップ中の日本ワインの流れから漏れないように、現在進行形で品質を向上させているのだそう。
「ソーヴィニヨン・ブラン deuxième」もそんなワインの1つ。
日本ワインコンクール2019では欧州系品種の部門で銅賞を受賞しており、確実に実力を高めていることが伺えます。
長野県産ソーヴィニヨン・ブラン100%のワインはどのような香りと味わいを見せてくれるのでしょうか。
この記事は3~4分程度で全部読めるので、ぜひ参考になさって下さいませ~
それでは、Let’s go ~
Contents
ワインの評価
あづみアップル スイス村ワイナリー
見た目
香り
味わい
総合評価
おすすめ度
※評価は抜栓直後~1,2時間程度の間に飲んだ際のものです。個人の感想なのであしからず。
ワインの説明について
ラベルの裏面がこちら。
信州池田町青木原産ソーヴィニヨン・ブラン100%
トロピカルフルーツを思わせる鮮やかな酸味のあるジューシーな味わいとドライな後味が印象的。
シーフード料理にベストマッチな白ワインです。
見た目について
グラスに注ぐとこんな感じ。
澄んだ薄めのレモンイエローというところ。
香りについて
- グレープフルーツとハーブが合わさった香り
- ツゲやホップの香り
こんな感じ。
軽く掘り下げてみます。
グレープフルーツとハーブが合わさった香り
ソーヴィニヨン・ブランの品種香であるこれらの香りがハッキリと感じられました。
ただ、香気成分の濃度が濃いのか、グレープフルーツよりももっと濃い香り、エキゾチックなフルーツの香りのようにも感じられました。
あるいは、しばしば用いられる表現ですが「猫ション(猫の小便)」とか。
何にせよ結構濃い香りです。
ツゲやホップの香り
ビールのIPAはホップをよく効かせたスタイルですが、それらに通ずるものを感じました。
青さ、清涼感といった要素でしょうか。
ニュージーランドはソーヴィニヨン・ブランのワインもIPAもグラッシー(パワフルな青草様の香り)な香りをもつことがしばしばですが、このワインもソーヴィニヨン・ブラン種100%使用なので不思議ではありませんね。
・・・・・・
全体的に「The ソーヴィニヨン・ブラン」という印象でした。
個人的な好みでいえばもう少し控えめな香り、もしくはグレープフルーツやパッションフルーツの香り中心であるワインが好きです。
ソーヴィニヨン・ブランの香りは栽培・収穫、そして醸造で大きく左右されるものなので、狙ったスタイルに意図して仕上げることは簡単ではありません。
あづみアップルさんがどのように取り組んでおられるのか、ぜひお話を伺いたいところ。
味わいについて
- ドライでニュートラルな印象を受ける口当たり
- 存在感はあるも主張はそこまで強くない酸
- ほのかな苦味と心地良い柑橘の口中香が残る余韻
といったところ。
こちらも軽く掘り下げます。
ドライでニュートラルな印象を受ける口当たり
残糖感はそんなに感じず、特に引っかかりのないスッと入ってくる口当たりでした。
スルスルと飲めてしまいそう。
存在感はあるも主張はそこまで強くない酸
フレッシュなソーヴィニヨン・ブランのワインだと酸がハッキリしていて、ときには飲み疲れそうなくらいに酸が立っているものも見受けられます。
しかしこのワインはそこまで酸がしっかりと感じられるということもなく、リンゴを食べているくらいなもの。
よく冷やすと比較的酸をしっかり感じられるようになるので、よく冷やしたものを飲みたいですね。
また、味わいが穏やかなので和食やシンプルな味付けの食事とも合わせやすそう。
ほのかな苦味と心地良い柑橘の口中香が残る余韻
飲み込んだあと、柑橘の皮の白い部分を想わせるような苦味がほのかに、そして口中香でグレープフルーツが、それぞれ感じられました。
味わいの後半~余韻にかけてとてもスッキリとしつつも、しっかりと感じられるものがあって心地良く感じられました。
・・・・・・
全体的には、飲み手を選ばないニュートラルな味わいではないでしょうか。
面白みがないようにも思いますが、日常の食卓に一華添えてくれる丁度良いライトさとも受け取れるかな。
デイリーで楽しめると思います!
フードペアリング
今回はお休み。
味わいの軽さから、ダラダラと素飲みしていたら1本飲み切ってしまいました。笑
ラベルではシーフードとの相性を謳っていましたが、和食や味わいの軽い食事となら全体的に合うと思います。
逆に、シーフード料理といえどもしっかりとした味付けの料理だとワインが負けそう。
まとめ
今回は「あづみアップル スイス村ワイナリー」の「ソーヴィニヨン・ブラン deuxième 2018」を紹介しました。
まず香り。
少し香りが強い気もしましたが、香気成分の閾値は人それぞれ、そして好みも。
ソーヴィニヨン・ブランらしさがしっかり出ていると思います!
そして味わい。
香りの強さに反してライトでニュートラル。
飲み手と食事を選ばないオールラウンダーなワインだと思います。
暑いシーズンによく冷やして楽しみたい1本です!
おわりに
これからも美味しい日本ワインを紹介していきたいと思います!
引き続きよろしくお願いいたします!
byワイン兄さん
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