日本ワインで人生を豊かに。
どうも、ワイン兄さんです!
今回飲んだ日本ワインはこちら。

山梨県甲州市勝沼にある、
「盛田甲州ワイナリー」さんの「シャンモリ 山梨 甲州2018」というワインです。
盛田甲州ワイナリーさん(通称:シャンモリ)は、設立が1973年と、そこまで古いワイナリーではないのですが、会社設立に至るまでに歴史があるワイナリーであり、現在勝沼において大きいワイナリーの部類に入ると思います。
【盛田甲州ワイナリーさんについてはこちらをどうぞ。↓】
こちらのワインは、GI Yamanashi(地理的表示)という認定を受けています。
GI Yamanashi というのは、端的に言うと、
「品質検査で厳しい基準をクリアし、山梨を代表するワインとして胸を張って売り出していいですよ!」
という証です。
【GI Yamanashiについてはこちらをどうぞ。↓】
ちなみにこのワイン、コンクールでえげつない程入賞しています。
そちらも含めて紹介していきますね。
Contents
シャンモリ 山梨 甲州2018 コンクール入賞歴
2019年6月3日現在の受賞歴です。
☑DWWA(デキャンタワールドワインアワード)2019:金賞
☑フェミナリーズ世界ワインコンクール2019:金賞
☑JWC(ジャパンワインチャレンジ)2018:金賞(2017ヴィンテージ)
その他のコンクールでも複数ヴィンテージで入賞歴があり、しかもここ数年で一気に増えていることから、クオリティが着実に上がっている感半端ないです。
DWWA(デキャンタワールドワインアワード)とは
DWWAはイギリス・ロンドンで開催され、世界的に最も注目を浴びるコンクールです。
DWWAで入賞、特にプラチナ賞や金賞を受賞したワインは一気に知名度が上がるのです。
日本の「甲州」を、結果的に世界に認めさせ、広めたコンクールと言われています。
...
...
それではいつも通り評価を。
ワインの評価
見た目
香り
味わい
総合評価
おすすめ度
見た目について
グラスに注ぐとこんな感じ。

写真の撮り方が悪く、あんまり色合いが伝わらないかとおもいますが、淡いイエロー色、「甲州」によくある色合いで、日本酒っぽい色合いでもあるのかなというところ。
香りについて
・柑橘系の甘い果実を思わせる香り
・白い花の蜜のような、甘い優しい香り
・大葉、スパイス等の豊かな香り
・石をこすったときのような香り
全体的には、単一の香りが強く主張するような香りではなく、しかしはっきりとアロマを感じました。
柑橘系の甘い果実を思わせる香り
果実の甘い香りを思わせるような香りでした。
また、「甲州」の香りって果物で表現すると柑橘系になることが多いのですが、このワインも例によって柑橘、特に日本の和柑橘を思い浮かべました。
柑橘系の果物って甘さと同時にフレッシュな酸味と、皮に独特な苦味があるのが特徴じゃないですか。
このワインの面白いポイントとしては、和柑橘で比較的甘めな果物の、内側の皮を連想させるような香りがあったんですね。
「ダイダイ、日向夏、伊予柑、でこぽん、ぽんかん 」あたりですかね、甘い和柑橘といえば。
白い花の蜜のような、甘い優しい香り
具体的にどんな花かと言われると難しいですね、変な話...
僕自身はツツジとかサルビアとか、その辺に生えてる花の蜜なら嗅いで吸ってしてきましたが、まぁその辺の中の白い花を思い浮かべたということですかね。
大葉、スパイス等の豊かな香り
ここら辺の香りはスワリング(グラスを回して空気に触れさせる)するとよく出てきました。
スワリングすると甘いアロマは控えめになり、よりスパイシーな香りが出現しました。
例えば、白コショウとか山椒とか、ピリッとするようなタイプのスパイスですかね。
香りの豊かな「甲州」はここら辺の香りをよく感じることができ、この香りがあると、和食をはじめとしたお料理とのマリアージュがグッと楽しみになるんですね~!
石をこすったときのような香り
ですが、「甲州」の香りの表現として「火打石」とか「花火の火薬」なんて表現がよくされます。(火薬は僕だけかも...)
いい香りなんだか良くわからないですよね笑
まぁほんのりあってバランスがとれているのであれば、割とポジティブに感じられるのかな、と思います。
全体的に、とにかく香りのバランスがとれていて豊かであり、しかも開栓1週間後でもそれが維持されていて、驚きと感動を覚えました。
味わいについて
・サラッとしていてドライなアタック
・フレッシュでハッキリとした酸
・舌にじわーっと広がる苦味
・さっぱりとした余韻と舌に残る酸、ほのかな渋み
といった印象でした。
香りが甘いニュアンス強めだったので、ギャップに少し面食らいました。
酸味と苦味、ほのかな渋みの存在は、「甲州」を飲み慣れている人は良く理解できるかと思います。
しかし、「甲州」ビギナーさんからすると、「それっていいの?」と思うかもしれません。
ワインって不思議で、味覚が慣れてくるとこういった特徴が美味しいに繋がり、飲み慣れてくると、「こんな料理と合わせてみたら美味しそう!」と、食事とのマリアージュを思い浮かべられるようになるんです!
ワイン全体の味わいの印象としては、「さらっとしていて爽やかなんだけど、確かな個性がはっきりと感じられる」というものでした。
あと、所々イースト感(パンの風味的な?)がほのかに感じられ、凄く好みな味わいでした。
マリアージュについて
①野菜
ブロッコリー・トマト・ほうれん草にゴマドレッシングかけてみました。
トマトはちょっとぶつかっちゃうかなぁ。
ブロッコリーとほうれん草はすごく合うなという印象。
素朴な食材にゴマドレッシングやゴマダレをかけたりつけたりしたら、多分だいたいイケると思います!
ごまの甘みやオイリーな風味、コクがワインとよく合うんですよ。
ほうれん草の胡麻和えとか絶対美味い!
②たくあん
合います。
ワインだけで飲んでると、だんだん酸味と渋みが蓄積して口内が少し疲れてくるような気がするんですが、後味のそれらの部分をたくあんの優しい甘みや酸味がさらっていってくれるので、飲み疲れないです。
③カジキのマジックソルトソテー
ワインの果実感由来の、ボリュームのある甘みというか旨味というか、が膨らんで美味しいです。
ただ、カジキの臭さが少し感じやすくなるかもしれないので、苦手な人は注意して下さい。
④鶏むね肉
クレイジーソルトで味付けしたソテーと合わせました。
もっと合う「甲州」は今まで何本かあり、それらほどではなかったのですが、確実に合うし美味しかったです。
⑤チーズ
無垢チェダー(森永乳業)がだいぶ合います!

【クラフト 無垢シリーズについてはこちら。↓】

商品のラベルでは、ゴーダチーズが白ワイン、チェダーチーズが赤ワインと合うようになってますが、チェダーの方がダントツで合いました。
チーズの乳脂肪分との相性がめちゃくちゃいいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
感想としては、かなりコスパいいし普通にクオリティ高いな、という感じでした。
もしかしたら人によっては、もう少し甘みが欲しいと感じるかもしれません。
ただ、これだけドライに作って、香りやフレッシュな酸味、爽やかな渋みを不快感なく楽しめるバランスの取れ具合は、かなりすごいと思います!
ビギナーさんはもしかすると、いきなり飲んでもイマイチかもしれないですが、ある程度飲み慣れたら必ず飲んで欲しい1本です。
ドライでフレッシュな「甲州」ワインの良さを良く表現出来ていると思います。
そして、絶対に料理とマリアージュさせて欲しい。
和食との相性に希望しか感じないワインですよ!
【気になった方はこちらからどうぞ。↓】
おわりに
これからも美味しい「甲州」ワインを紹介していきたいと思います!
引き続きよろしくお願いいたします!
byワイン兄さん
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