「あ、好きだ~」
参考価格:2000~2200円前後(750 ml)
栓のタイプ:スクリューキャップ
どうも、
ワイン兄さん(@wine23winey)です!
今回飲んだ日本ワインはこちら。
「シャトレーゼベルフォーレワイナリー 勝沼ワイナリー」の「勝沼甲州シュール・リー2017」というワインです!
シャトレーゼさんと言えば、お菓子やらアイスやらが有名ですかね。
シャトレーゼベルフォーレワイナリーは、そのシャトレーゼグループが運営するワイナリーで、山梨県内に2ヶ所ワイナリーがあります。
1つは山梨県甲斐市にある規模大きめワイナリーで、食品工場みたいな感じ。
ワインのラインナップとしても、こちらで製造しているのは安価でカジュアルなものがメイン。
もう1つが勝沼ワイナリーで、山梨県甲州市勝沼にあり、こちらは山梨県産のブドウの醸造により特化しています。
「勝沼甲州シュール・リー」は、勝沼町産の甲州種ブドウから造られており、コンクールでの受賞歴が複数ある評価の高いワインです。
ちなみに、こちらのワインの2017ヴィンテージは、「第13回フェミナリーズ世界ワインコンクール」というフランスのパリで行われたコンクールで金賞を受賞しています。
フェミナリーズ世界ワインコンクール
世界中から出品されるワインを、同じく世界から集結するワイン業界の女性プロフェッショナルが、厳正なテイスティング審査する非常に稀有なコンクール。
開催地は、ワインの本場であるフランスのパリで、金・銀の入賞ワインは高品質ワインとしての保証を受け、世界に広くPRされる。(公式HPより)
個人的には、僕がワインを好きになる前にたまたま飲んで、
「なんじゃこりゃ!美味過ぎやしねえか⁉」
と感動し、以降ずっと心に名前を刻み込んでいた思い入れのあるワインです。
1人でも多くの人に飲んでもらって、仲間ができたらいいなぁなんて思います!
この記事は3~4分程度で全部読めるので、ぜひ参考になさって下さいませ~
それでは、Let’s go ~
Contents
ワインの評価
シャトレーゼ
見た目
香り
味わい
総合評価
おすすめ度
※評価は抜栓直後~1,2時間程度の間に飲んだ際のものです。個人の感想なのであしからず。
ラベルの裏面の記載について
ラベルの裏面がこちら。
800年以上の歴史を持つとされる勝沼町産甲州葡萄。
勝沼町等々力地区や鳥居平地区などで収穫された甲州をシュールリー製法(酵母が主成分である澱とワインをしばらく接触させる方法)により、華やかな香りとフレッシュな果実味が特徴的の辛口ワインに仕上げました。
シュール・リー
Sur(上)・Lie(滓)という意味で、ワイン醸造における滓(おり)とは、発酵後の酵母の死骸を主に指す。
発酵終了後、通常は滓とワインを分離して滓はとり除くのだが、シュール・リー製法ではこれを行わず、発酵後終了後しばらくそのままにしておく。
するとこれが自己溶解し、菌体を構成するタンパク質がアミノ酸となりワイン中に溶け出す。
アミノ酸は旨味成分であり、特に味わいに厚みを付与することができる。
見た目について
グラスに注ぐとこんな感じ。
清澄度がかなり高く、クリアな色合い。ほんのりレモンイエロー。
香りについて
- 洋梨やリンゴ様の甘い香り
- 柑橘様の爽やかな香り
- 優しいイースト香
こんな感じ。
軽く掘り下げてみます。
洋梨やリンゴ様の甘い香り
ほんとに豊かな果実香です!
フェミナリーズ世界ワインコンクールで金賞を受賞しているあたり、女性に特に好まれる傾向がある香りの類とかなんでしょうかね?
柑橘様の爽やかな香り
甲州の特徴香である柑橘、特にグレープフルーツ様の香り。
同じ果実でも洋梨などの甘い香りとは異なり、フレッシュさ・爽やかさを与えてくれる香りです。
優しいイースト香
シュール・リー由来であろうこの香り。
トーストのような香りなのですが、パンも酵母の発酵が関与している食品ですし、この辺は共通のものがあります。
シュール・リー製法で醸造されているワインにはしばしば見受けられます。
・・・・・・
決して繊細さや複雑さに優れているわけではないのですが、それぞれの香りの要素がハッキリと感じられ、果実感の力強さを感じます。
甲州の王道スタイルの香りを少しパワフルにしたような印象ですかね。
味わいについて
- 丸くも爽やかさのあるアタック
- 輪郭のハッキリとした酸
- 厚みのある味わい
- 穏やかな酸とほのかな苦味が印象的な余韻
といったところ。
こちらも軽く掘り下げます。
丸くもさわやかなアタック
口に含んだ瞬間の第1印象は、「味わいはドライ(辛口)な部類だが、果実味が豊かだからなのか適度に甘さを感じるなぁ~」というもの。
今まで飲んだ甲州の中にも同じように、果実味が豊かでほのかに甘みを覚えるものはあったにはあったのですが、このワインほど強く感じたものはなかったです。
輪郭のハッキリとした酸
結構酸はハッキリと感じられました。
しかし、酸が強過ぎるわけではなく味わいに厚みやジューシーさをもたらす良い酸だな、と感じた所存。
厚みのある味わい
シュール・リーの効果であろう、旨味が下支えする厚みのある味わいです。
シュール・リーも加減によって味わいは様々なのですが、このワインは製品の名前にも入ってるくらいなので、結構しっかりめにやっているのだろうと。
味わいもそんな感じで、結構しっかり旨味というか厚みを感じます。
穏やかな酸とほのかな苦味が印象的な余韻
甲州はそもそも余韻があまりない品種。
さらに、酸が際立って残ってしまったり、嫌な苦味が感じられたりと、余韻まで気持ち良い甲州ってそこまで多くないかもしれません。
しかし、このワインは、苦味は柑橘の皮を思わせるようなほろ苦い感じで、酸が穏やかに抜けていくようなもの。
個人的にはとても好きなものでした。
フードペアリング
糖質と脂質を減らせる範囲内で減らすのが、僕の普段の食事。
今回も、そんなメニューを主に合わせてみました。
鶏ハム
お互いを邪魔しないのでどちらも楽しめる良い組み合わせかな、と思いました。
日常の食卓でそこまで仰々しい組み合わせは別に必要ないかなぁというのが僕の考えなので、ちょっとした+1を添えてくれたら good job です。
その点では十二分に仕事をしてくれました。
サーモンのクレイジーソルトソテー
オリーブオイルでソテーしながらクレイジーソルトをぶっかけたもの。
こいつに関しても+1してくれる組み合わせだったと思います。
サーモンって比較的脂があるので食べ続けてると多少気になるときがあるのですが、このワインを間に挟むことで口の中をさっぱりさせてくれました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「シャトレーゼ」の「勝沼甲州シュール・リー2017」を紹介しました。
まず香り。
甲州の王道スタイルだけどパワフルさもあり、果実感の豊かさが感じられ、フレッシュな印象でした。
そして味わい。
香りからの期待感を裏切ることなく厚みがあってジューシーな味わい。
2017の甲州はあまりブドウのクオリティが良い印象はなかったのですが、とても美味しいワインに仕上がっていました。
思い入れ補正が多少はある(多分にある)かもしれませんが、それを加味してもかなりハイクオリティな1本で、甲州ワインの中でも屈指だと個人的には感じます。
まだ飲んだことない方も、1度飲んだことある方も、ぜひ飲んでみて下さい!
もし、美味しい!と思ってくれたなら、その気持ちをぜひ共有したいですねー
おわりに
これからも美味しい日本ワインを紹介していきたいと思います!
引き続きよろしくお願いいたします!
byワイン兄さん
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