日本ワインレビュー

~TOMOÉシャルドネクリスプ2018~ 広島三次ワイナリー 「デイリー使いで日々の食卓をレベルアップできる広島のシャルドネ」

ほう。日本でもこの価格でこのクオリティ出せますか...

参考価格:1500~2000円前後(720 ml)

栓のタイプ:コルク栓

どうも、

ワイン兄さん(@wine23winey)です!

今回飲んだ日本ワインはこちら。

TOMOÉシャルドネクリスプ2018

「広島三次ワイナリー」「TOMOÉシャルドネクリスプ2018」というワインです!

つい最近広島にワイナリーがあることを知ったのですが、醸造長の方はニュージーランドでワインを学んだ方で、個人的にこれから注目していきたいワイナリーさんです!

広島三次ワイナリーはコンクールでコンスタントに受賞するようなワインを生産しており、確かな実力を備えるワイナリーさんです。

「TOMOÉシャルドネクリスプ」は、そんな三次ワイナリーの中でも「本格派、なのにカジュアル」な1本です。

作付面積トップクラスで、世界中どこでも栽培されている品種「シャルドネ」。

広島のシャルドネはどんなワインに仕上がっているのでしょう。

この記事は3~4分程度で全部読めるので、ぜひ参考になさって下さいませ~

それでは、Let’s go ~

Contents

ワインの評価

TOMOÉシャルドネクリスプ2018

広島三次ワイナリー

 

見た目   

香り    

味わい   

総合評価  

おすすめ度 

※評価は抜栓直後に飲んだときのものです。個人の感想なのであしからず。

ワインの説明について

ラベルのワインの説明がこちら。

TOMOÉシャルドネクリスプ2018

ワインの説明は特になかったので、公式HPから引用します。

大地を思わせるミネラル感と爽やかな香りのハーモニー。

バナナやパイナップルなどのトロピカルなアロマに、フレッシュな酸味が魅力。

「クリスプ」はワイン用語で“爽やか”という意味を表します。

大地を思わせるナチュラルな質感とミネラル感があり、クリアな印象。

収穫段階で圃場を選別し、発酵の際、ブドウの状態に合わせた酵母を使用。ステンレスタンク発酵。

軽やかでさっぱりとした飲み口に仕立てました。カキフライやお造り、シーフードサラダと一緒にお楽しみください。

シャルドネという品種は世界中で栽培されているとてもメジャーな品種ですが、明確な品種の特徴香がないと言われており、栽培される畑や気候といった要因で様々な香りや味わいになり得る面白い品種です。

こちらのワインについては、温暖な地域で比較的よくみられる「トロピカル系フルーツ」のアロマをもっているようです。

また、樽を使用していないので、ブドウのポテンシャルをダイレクトに感じることができそうです。

アルコール度数は、ホームページには12.5%、ラベルには13%と記載されており、日本の白ワインにおいてはどちらにせよ少し高めと言えそうです。

見た目について

グラスに注ぐとこんな感じ。

TOMOÉシャルドネクリスプ2018

かなりクリアな黄金色。清澄度がめっちゃ高いです。

香りについて

  1. トロピカル系のフルーツの香り
  2. 乳製品のような少しオイリーな香り
  3. 白い花のような奥ゆかしい香り
  4. ハーブのようなスーッとする香り
  5. ※畳のような落ち着く香り

こんな感じ。

軽く掘り下げてます。

トロピカル系のフルーツの香り

バナナやパイナップル、もしくはメロンのような香りです。

どちらかというとフレッシュな感じよりかはやや甘やかでモッタリとした印象でした。

乳製品のような少しオイリーな香り

「クリスプ」、つまり爽やかという名前を冠しているワインであるものの、どこかオイリーな香りを感じました。

バターみたいな感じでしょうかね。

マロラクティック発酵に由来するものでしょうか。

マロラクティック発酵(MLF)

主にアルコール発酵終了時に乳酸菌によって引き起こされる、リンゴ酸を代謝して乳酸に変える発酵のこと。

リンゴ酸は化学的な構造上「2価の酸」であるのですが、一方で、乳酸は「1価の酸」です。

リンゴ酸の方が酸として強いので、リンゴ酸が多いとワインの味わいとしては酸っぱくなります。

赤ワインや一部の白ワインではこの味わいのバランスをとるために、乳酸菌を添加してMLFを生起させ、リンゴ酸→乳酸の反応を起こします。

乳酸及びMLFで生成される成分が増えると、ヨーグルトやチーズといった乳々した香りがよく感じられるようになり、味わいは穏やかな酸を感じられるようになります。

※他に、微生物学的安定をもたらすという効果もあります。

白い花のような奥ゆかしい香り

甘い香りなんですが、強い甘さではなく優しい甘さを感じる香りでした。

ハーブのようなスーッとする香り

鼻に残る感覚が、香りの強い植物を嗅いだときに似ていました。

爽やかな香りです。

※畳のような落ち着く香り

抜栓してから10日間程度経つと、畳のような香りが感じられました。

あまりワインから感じることのない香りだったのでちょっと面白かったです。笑

味わいについて

  1. 丸みはあるがアルコールの揮発感を感じる口当たり
  2. ドライだけどほのかに感じる甘み
  3. 爽やかかつ程よい酸味
  4. ミネラル感のある余韻

といったところ。

こちらも軽く掘り下げます。

丸みはあるがアルコールの揮発感を感じる口当たり

アルコールが若干高い影響か、口内で多少アルコールの揮発感がありました。

ボリュームのある口当たりです。

ドライだけどほのかに感じる甘み

果実味は比較的ある方だと思うので、そこから感じる甘さでしょうか。

アルコールの高さも関わってるかもしれません。

爽やかかつ程よい酸味

少し温度が高くても酸味がダれず、かといって強いわけでもないので個人的には凄く程よいと感じました。

僕の好みとしては、フレッシュな白ワインの場合割と酸強めも好きだったりするのですが、こちらはそこまで酸強いわけではなく、しかししっかり感じられるなというちょうどいい酸具合でした。

ミネラル感のある余韻

ミネラル感って実際に正しい定義がない気がするのですが、僕はワインに芯をもたらす肯定的な苦味としてミネラル感という言葉を使ってます。

これが感じられると、食事と合わせたくなるんですよね、個人的に。

フードペアリング

合わせた食事はこんな感じ。

フードペアリング(マグロ・鶏ハム・ポテトサラダ)

ポテトサラダ

特に思うことはなく、「可もなく不可もなし」でした。笑

ホームページではシーザーサラダをオススメしていますね。

キハダマグロのお刺身

うーん、お刺身の臭みが強調されちゃって微妙でした...

ホームページにはカキフライやお造りと書いてあったので、白身魚のお刺身なら合うんでしょうか。

広島のカキ&広島のワインだと確かに合いそうですね!笑

セブンイレブンのサラダチキン(ガーリックペッパー)

比較的良く合うなって感じでした。

・・・・・・

今回試さなかったのですが、シンプルな味付けの豚肉料理と相性良いんじゃないかなと感じました。

例えば、豚肩ロースのポークソテーとか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「広島三次ワイナリー」「TOMOÉシャルドネクリスプ2018」を紹介しました。

まず香り。

トロピカルな香りの印象青リンゴを思わせるような爽やかな酸・皮のほのかな苦味といった味わいの印象で、心地良く飲むことができた1本でした。

そして味わい。

アルコールが若干高めで、実際に飲むとアルコールの強さがあるので、ぜひ食事と合わせて飲んで欲しい1本です。

また、しっかりと冷やした状態から飲み始め、温度変化による香りと味わいの移り変わりも感じて欲しいなと思いました!

ドライかつ酸味も適度に合って爽やかで、それでいて若干のオイリーさも感じたので、日本の食卓だと割と幅広く食事にマッチするんじゃないかなと思います。

抜栓してから10日間程度かけて飲んでみたのですが、抜栓したてが1番美味しかったように感じました。

抜栓したらできるだけ早く空けてしまいたいところです。

三次ワイナリーさんのワインは他にも興味深いものが多く、クオリティーも高そうで、これから注目していきたいワイナリーさんです。

1度試してみて下さいね!できれば広島のグルメと合わせて!

※ホームページのオンラインショップでは、10,000円以上の購入で送料無料になります。

まとめ買いする方はそちらもどうぞ。

おわりに

これからも美味しい日本ワインを紹介していきたいと思います!

引き続きよろしくお願いいたします!

byワイン兄さん

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